下村係長と同期の榎本くんの、シェア彼女…!?
③シェアカノ
「かーなーちゃん」


ん…ん…っ!?


朝!?あ、あっ!仕事!!じゃなくて、榎本くん!?


あ…そうだった…わたし、昨日榎本くんと…寝たん…寝たぁッ!?


すでに榎本くんはスーツを着用、ベッドの脇でわたしのほっぺをつつく。


───ガバッ!!


頭から布団をかぶって、ベッドの中へ潜る。


わたしっ、昨夜はワインとかしゃっくりでっ!


なんてハレンチなっっっ!お泊まりなんて、どうかしてるよッ!


「ね、ハンバーガー買ってきたよ。一緒に食べよ?」


「………」


「加奈ちゃん?二日酔い?」


「…じゃなくて。榎本くん、いつから起きてたの?」


「ずーっと起きてたよ。好きな女の子抱きっぱで眠れるワケがないよ。加奈ちゃん、寝顔もカワイイね」


「ずっと?」


「うん。ずーーーっと」


恥ずかしい…この上なく恥ずかしいッ!!


明け方まではなんとなく記憶にあったはずなのに、無防備な寝顔さらして朝までっ。
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