風鈴亭と水底の歌

事故に遭ったあと、わたしは無傷だったのに

高熱を出して丸3日寝こんでいたそうだ。

その間わたしは、熱に浮かされながらも

とぎれとぎれになにかを歌ってたみたいで、

周りの人には、

ちょっと気味悪がられたんだとか。

おじいちゃんは、

「べつに歌うぐらいいいじゃないか、なあ!」

って、笑ってたけどね。

でも、そんなことはたいしたことじゃない。
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