~ただ前へ~
裕也に見つめられて、恥ずかしさのあまり視線をそらす。


えっ?


視線が止まる。




あれは・・・・涼介先生。

一緒にいるのは?

先生と同じ年くらいの茶色のセミロングの髪の
色白の女性。


「なに?」

裕也も私に視線を合わせる。

「知ってるの?」

「うん」

「誰?」

「学校の先生」



動揺して。

だってあのアイドル的存在の涼介先生が、今、女性と一緒に食事してるなんて。

見てはいけない場面を見てしまったようで。








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