【短】矢田くんはヒーロー。


「なんか…これ、矢田くんみたい…」


黄緑と黄色が混じったスパイクを見て思わず呟いた。


「ん?モナなんか言った?…って、それかっけ〜」


北野くんが私の呟きに耳を傾けながらもスパイクに見入る。




私……いま北野くんのスパイク選んでるのに矢田くんのこと…。

なんだか恥ずかしくなって顔が熱をもち始める。


「いやっ、なんでもないよ!それかっこいいよね」


私は少し誤魔化しながらスパイクを渡す。


「…じゃあ、これにしようかな」

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