ちょっと聞いてよ、桐島くん!



そして、私たちは神社の裏のほうに行き、花火を見ることにした。



「龍斗、さっき何買ってたの?」


「え゛?」


「なんか、おじさんと楽しそうに会話しながら買ってたから」



そのとき、龍斗は顔が真っ赤だったけど・・・



「え、え、えっと・・・」



龍斗は焦りながらごそごそと取り出した。



「これ・・・瑠璃さんに似合うと思って買ったんです」



それは紫の蝶と赤いバラのガラス細工のような綺麗なかんざしだった。



「わぁ、綺麗・・・」


「俺がつけてもいいですか?」



私は「うん」と答えて龍斗に背中を向けた。
すると、龍斗は「失礼します」と声をかけて私の髪を少しいじり始めた。


「いいですよ」


そう声がかかり龍斗の方を向くと龍斗は私の方をじっと見ていた。
そして、そのまま距離が縮まった。



その距離0cm。



花火の音はBGMになっていた。





「似合ってます・・・瑠璃さん。とても・・・」



彼は照れた顔でそう言った。







夏Fin
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