ちょっと聞いてよ、桐島くん!


「恥ずかしいこと言うな!!」


全くからかって楽しいのかね!そう思いながら、桐島くんの目の前に座ると・・・







「からかってないですからね、本気で思ってますからね」







お前はエスパーか!




「んんっ・・・で、サッカー部はどう?スタメン入りしたんでしょ?」



テーブルの上にさっき買ったジュースと冷蔵庫から出したケーキを置きながら言うと、
桐島くんは嬉しそうに目をキラキラ輝かせながら教えてくれた。


「楽しいですよ、みんないい奴だし、先輩たちも優しいし」


「それならよかった!すごい噂なんだよ、みんなイケメンでかっこいいってファンクラブがあるらしいよ」


「そ、そうなんですか?先輩も入ってるんですか」


「彼女なうえに入ったら嫌味って思われる可能性あるから入ってないよ」


「彼女じゃなかったら入ってるんですか」

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