ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
体育館に着くとバスケ部が練習をしていた。そしてその練習を見守る真緒の姿があった。
「うわ、真緒ちゃんのジャージ姿ちょーー可愛い♪しかも、レアなポニーテール!!天使!!」
「うるせー」
俺は隣で悶絶する上田に冷たい視線を送り、他の近くにいた女子マネージャーに真緒を呼んでもらった。
真緒は俺らを見て、とことこと走りよってきた。そしてあざとく首を傾げた。
「お二人とも、そんなに真緒に会いたかったんですか?わざわざこんなとこまで来て」
「俺は会いたかったよー真緒ちゃーん」
上田がどさくさに紛れて真緒に抱きつく。真緒は上田の背中をよしよしとさすった。
「あのさ、電話なんで出ないの?」
「ちょっ、はるか。俺たちの再会を邪魔するな!」
「聞きたいことあんだけど。話できる?」