ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】







「両親を失って真緒と二人で生きていくために入ったこの世界に、最初は染まる気なんてなかった。だけど、俺はこの狭く深い世界の全部を味わいたくなった」


「それなら、ホストクラブの経営者もその世界を味わう一歩になるってこと?」










旬なら絶対に出来る。

旬が仕事にたいして、どれだけ誠実に努力して頑張ってきたかは長年一緒にいた私は知っている。始めに旬に会ったときには感じなかった、自信に満ち溢れたホストのオーラを今はひしひしと感じられる。













「あぁ。だから俺は今すごく充実してて、なつこのことなんか忘れてやってるんだよ」


「あはは、なんかって失礼」


「優しくしないって言っただろ?」


「うん」





 


・・・・優しくないなら、悩む私を放っておいたはずだけどね。   


距離を作って、出来る範囲で私を見ていてくれているのだ。




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