ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
今日のことは、こいつの仕業だったのか・・・・
しかし、きっと俺の母親も関与してるはずだ。
「私もはるかさんのバイクの後ろに乗りたいです」
「ストーカーかよ、あんた」
「未来の夫の行動くらい探偵雇って調べますよ。で、今夜どうします?」
「場所は?」
さっき、女教師から言われたことを一字一句間違えずに頭の中で簡単にリピートすることが出来た。
“いい加減にして!!これ以上問題を起こさないで。ガキのあんたに私は守れない。2度と近づかないで”
これから俺がすることは、あんたを守ることになれるのかな?・・・いや、誰かを守るっていうことは、そんな簡単なことじゃない。
こんなことしか出来ない俺は、本当に無力だ。