こんな私が、恋したみたいです。
わはわは笑って。



「ねえ、教室戻んなきゃ」


私だけクラス違うなんて、なんか嫌。



こんなに楽しいのに。


「もう戻んの?」



手を退かせって言ってるのに、そのまんま。



「遅刻なっちゃうから」


「えー、」



頭をぐりぐりしてくる。



いちいちドキドキするから、本当にやめてほしい。



「はい放す!!」



もっちがりっくんの手を掴んで、その手を放させた。



「痴漢ですみたいな掴まれ方」



振り向いてみたりっくんは、手首を掴まれてバンザイさせられてる。



「バイバイ〜」



そのまま手を振ってくるとか、本当に面白い。



「バイバイ!」



手を振って、悲しいけど、嫌だけど、そっと、教室のドアをあけた。
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