こんな私が、恋したみたいです。
「おっけー!」



携帯見て、笑ってて。


「送ったよ!」



そう言われたから、すぐさま携帯を取り出した。



『信じてたの?ウケ』
『まー、りっちゃんのせいで明日りっくんぼっこぼこだ』
『部長そう言ってるよ』
『りっちゃんのせいだね。乙。明日救急箱持ってきな』


嫌んなっちゃう。



『自分が嘘ついたのは棚の上か。そんで私のせいなのね。理不尽極まりない』




「作戦、失敗だね」



あやのの言い分じゃ、そうみたいだ。



「なにが?」



「りっくん、やっぱ、怒られるんでしょ。明日」



私のせいですって、いいに行かないと。



じゃないと、りっくんが、怪我しちゃう。



「怒られねぇよ」



そんなに、呑気に笑って。



「嘘だ」



「なに、りっちゃん、あんだけ嘘吐かれといてまだ信じてんの?」




「…え?」




「怒られないよ。ちゃんと説明したもん」



その時、ラーメンが運ばれてきた。



「ボコボコにされたら、」



美味しそうな匂いがする。



「ん?」



「ボコボコにされたら、りっくんも嘘つきだからね」



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