僕と道化(ピエロ)と君の恋
 「それでも、よりを戻して結婚してもいいと思ったのは、やっぱりシンヤが好きだから――だから教えて」

 「教えてって……?」

 「信じてもいいんだよね?」

 僕はアユの手を離し、姿勢を正して座り直した。

 「もし……もし逆の立場だったら、きっと僕はよりを戻すなんて考えられないと思う。それぐらい僕のした事は酷いと思う。だからこそもう二度としない、次は絶対ない。どれだけ言葉を並べても意味なんてないから――今僕が言えるのは、信じて欲しい……それだけだよ」
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