僕と道化(ピエロ)と君の恋
 「いいの……アルちゃん……私なら大丈夫だから」

 アルちゃん?

 「アオイちゃん……」

 僕はめくれ上がったポロシャツを直して立ち上がった。

 「ごめん……華崎さん。金田さんも、すいませんでした。僕、ちょっと頭冷やして来ます」

 そういうと、逃げる様に僕は店を後にした。

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