あなたの声が響く世界
夜が明け、旅人はいつしか泣き疲れて眠っていました


しかし小さな小さな国の人々はいつまで経っても泣きやまず、その声で旅人は目を覚ましました


「僕のせいでみんなが悲しみに包まれてしまった」


自分の夢のためだけに、小さな小さな国の人々をこんなにも悲しませてしまったことに責任を感じた旅人は、背中に背負ってきたギターをとりだし歌を歌いはじめました



やさしいやさしい


あたたかい歌を
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