森下くんの恋愛事情

ナルシスト。 ・゚+゚・*悠李side


同学年のやつに呼ばれて戻ってきたら、

莉音がいなくなっていた。

丁度、結城先輩も帰ってきて、


「おい、莉音は、どこ行ったんだ?」

「わかりません。帰ってきたらいなくて!」

「神木もいない。神木が莉音を連れて行ったんだ。

でも、どこに?」

「莉音のことだから不純な理由にはついていかないと思うんです!」


「神木くんならさっき女の子と校舎のほうに行ったよ?」


3年の人が教えてくれた。


「本当か。わりぃ、ありがとう」

「結城先輩、行きましょう!」

「あぁ、でも、どこにいるか」

「多分、時間もないし、会議室だと思います。

あそこなら忘れ物とでも確認とでも口実が作れますから」

「お前、ホント莉音のこと好きだな」

「今はそんなこと言ってる場合じゃないです!」
< 177 / 585 >

この作品をシェア

pagetop