森下くんの恋愛事情

「莉音?大丈夫か?汗だくだぞ?」

「…だ、大丈夫」

「っ、怖い夢、見たか?」

「うん…」

「一人にして悪かった」

「大丈夫…」

「そうか、着替えろ。出てるから」

「うん、ドアを開けといてね?」

「わかってる」


快斗が出て行ったのを見て着替える。

そしたら、チャイムがなって。


「快斗、出て?」

「いいのか?大丈夫か?」

「うん、大丈夫」


快斗が玄関に向かって行った。

私はとりあえず、クローゼットから下着と部屋着を出す。

今日は、着替えすぎたからもう、洗濯機が回せると思う。

下着を着替えて上を着ようとした時、

パタパタと音が聞こえて。
< 305 / 585 >

この作品をシェア

pagetop