森下くんの恋愛事情


遥輝くんと光輝先輩を椅子に座らせて


「遥輝くん。テスト見せて?今回の」

「えっ…とそれは〜」


遥輝くんは目をそらす。

そしたら、光輝先輩がかばんをあさって

テストを出してくれた。

「…莉音、ほら」

「光輝先輩ありがとうございます♪」

「うわぁ、兄貴やめてぇぇええ」


遥輝くん、絶叫。


「国語8点、数学9点、理科10点、社会5点、英語…2点」


莉音が点数を読み上げる。

まぁ、ひどい。


「えっと…、遥輝くん?これで学年何位?」

「下から2番目?」


莉音は、困った顔。

後ろをむいて誰かに電話し始めた。
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