森下くんの恋愛事情

「ちょ!快斗!なんでいうの!

そこは森下くんが言って真っ赤な顔を見ないと!

そのために私言わなかったのに!」


急に高梨さんが菜箸をったまま走ってきて

ぷくっとほっぺを膨らました。

か、可愛い!

じゃなくて、赤い顔って//

恥ずかしい//

全部計算ずくだったとか//

思わず、手で顔を隠してしまった。


「えっ!じゃあ付き合ってるの?」

「マジか」


紫音くんと響くんはかなりショックだったらしい。

奏くんはなんか、高梨さんに耳打ちしている。

そしたら、高梨さんの顔が一瞬強張って、一言。

「違うよ」

とだけ言ってキッチンに戻っていった。

なんて言われたんだろう?

気になるなぁ〜。


なんて、このときは、こんな考えをしてたけど、

僕が考えてるより意外と重たいものだったのかも。
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