咲き誇るものは忍の恋なり
「えっと.........澄晴?」

「何だ?」

「ありがとう!」

「!別に、礼を言われる程のことじゃない。むしろこっちから礼を言わせて欲しいくらいだ。目が覚めたよ。ほら、早く柏木さんに生気を戻せ。」

「あ、うん!」

「よし、行くぞ!」

「ねぇ、そういえば.........」

「「ん?」」

「どうやって生気を戻すの?」

「「今更かよ!」」

結合のボケかと思う程の疑問につっこんでしまう美結、海、真。

「簡単だ。生気を心臓に近づける、それだけだ。」

「そっかー!よし、澄晴も来てよ!」

「.........いいのか?」

「もちろん!もう仲間でしょ?」

「「結合が言うなら!」」

「わかった。」

「「よし!」」

「お前らよく重なるな!」

4人をよく知らない澄晴の叫びが響いた。

「本部、応答願います。」

“ピッ”

「何だ。」

「柏木麗の所在をお願いします。」

「α-17だ。」

「ありがとうございます。」

通信機の連絡を断ち、すぐさまα-17に向かう5人。その間

「.........ハイテクなんだな......」

と澄晴は呟いていた。

「α-17......あそこだ!」

「着いた~!」

「早く生気を戻さねーと!」

「あぁ!」
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