狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
今朝はとっても早起きな彼に熱烈な朝チューで起こされて、電気も水もまだ使えないから、外に朝ごはんを食べに出掛けた。

シアワセだ…

出掛ける前、私はハコの山の中から着替えを必死に探し出したが、彼は1着分の替え別に準備していて、さすがだなと感心した。

モーニングを食べた後、店の前で私達は別れ、彼はそのまま仕事に向かい、私は家に戻ってきた。


で、主婦業1日目の私は今、
彼が仕事から戻ってくるまでにここを住める状態にしようと、張り切っているところだ。
(彼にいいとこ見せたいの‼)


ジョキッ。

私はハサミで6個目の荷のヒモを切った。
中をみると、これはカチョーの衣類の箱みたいだ。
私はハコをクロゼット近くまで滑らせて、収納作業を始めたが___


ややっ?

これはもしや……
カチョーのおパンツ!

キャー、キャー。

もうお昼も近いっていうのに、
さっきからこんな調子で、ナカナカ作業が進まない。
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