変わる季節
あれから、何分たったんだろう…
いまだになつの説教が続いていた。
なつが言うことをきくのは、昔からふゆだけときまっていた。
彼女らとは、幼稚園からの幼馴染みだ。
だれにでも世話やきの「冬弥」、
いつもげんきな「夏樹」、
無表情でロボットのような私「秋」。
私たちは、お互いをそれぞれの名前の季節で呼びあう。
私たちは、いつも一緒だった。
それは、あたりまえのことでだれも離れたいともおもわなかった。
だから、このときは気づかなかったんだ。
季節がどんどんめぐるように、人との関係も変わっていくものなんだって。