お兄ちゃんと秘密のキス
「いってぇっ」
目の前に圭さんが倒れた。
と、同時に静まる店内。
あぁ。
ついにやってしまった。
お兄ちゃんの堪忍袋の緒が切れたようだ。
こうなってしまえば
もう止まらない。
私は黙って見ているしかない。
「てめぇ…!」
「おい!
キレんなって!」
お兄ちゃんの剣幕に
圭さんは少し静かになる。
「次ひかるに手出したら、
お前の事ぶっ殺す。」
圭さんに対して敵対心をむき出しにするお兄ちゃんだが、
圭さんからはあまり反省の色がうかがえない。