お兄ちゃんと秘密のキス


彼女は天を仰いだ。


「ある日、ダメ元でかなた君誘ったら、"妹の文化祭がある"って言われたの。
かなた君からあなたの高校を前に聞き出してたから、すぐに行ってみた。」





少しだけ、背筋が寒くなった。


まさかかなたにここまで執着していたなんて…。



「そうしたら、たまたまキスをしてるあなた達に出会ってしまったの。
直感であなたが妹だって気づいたわ。」




みゆきさんの声が震えた。


「イライラして、あたし、写真を撮った。
もう、二人が別れてほしかったの…

だけど、私みたいな女のせいで、あなた達は離れさせられた…」


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