カレカノ


「美優姫」


後ろで、
低く落ち着いた声
があたしの
頭の中に響く。


「美優姫」


ほらまた。
あなたは
似すぎてる。


「何?」


「やっとこっち見た」


そう言って
微笑むあなた


本当にそっくりね



< 34 / 125 >

この作品をシェア

pagetop