いんぐりっしゅ・てぃーちゃー♂先生は幼馴染み♀
私は自転車にまたがったままペコっとお辞儀をし


『おはようございます・・・』


と普通に挨拶。


「おぉ~。おはよう。・・・これから?」

『あっ、はい』

「そっか。俺もこれから。(車だから)先に着いちゃうな(笑)」

『・・・そうですね』

「気をつけて来いよ?」

『分かりました』



そう言って車に乗り込んだケイ兄。

私は乗り込んだのを横目で確認しこぎ出した。




背中にケイ兄の存在を感じながら走る。


いつ抜かされるかな?ってドキドキしながら走る・・・


でもケイ兄の車のエンジン音を覚えちゃってるから、その音が遠くから聞こえてきた瞬間、



(置いてかないで!!)


そんな気持ちになって、何だか寂しくなっちゃったんだ・・・
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