ラブ*ゲーム
ラブ*ゲーム

あの時を思い返すと......私はなんて馬鹿なことにほいほいと乗ったんだろうとつくづく思う。


卒アルに写る笑顔の花を咲かせたあの時を見て、ふと思い出す。



『なあ。俺とゲームしねぇ?』



勝ち誇った笑みを浮かべて私を見てくるあいつに、負けてたまるかと頷いてしまった時から私の負けは決まっていたのかもしれない。

ゲームの内容それは......






好きな人に自分のことを好きと言ってもらう。






なんてベタな少女漫画のようなゲームだ。

馬鹿馬鹿しいとは思った。

思ったはずなのに。

なのにチクリと同時に胸が痛くなった。




『期限は?』


『んーじゃあ1ヶ月』


『負けたら?』


『勝った方の言う事を聞く』


『いいよ。勝ったら、ね』


『この時点で俺の勝ち決まったな』


『調子に乗らない方がいいわよ!』



そこから自分の首を自ら絞めることになるとは思いもせずに、ドヤ顔をしてしまったあの頃の私にはため息しかでない。




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