君の瞳に映りたくて。

記憶を探しに。



***


「終わったー。」


本を読むといった私たちは結局おしゃべりに走り、ずーっと話していたら香坂は感想文を書き終えた。


「お疲れさまー。」


「あのさ、俺には春翔の声も聞こえねーから、本当に宮下が一人言言ってるようにしか聞こえなくて頭おかしいやつみたいだった。」


「う、うるさいよ!仕方ないでしょ!」


私には和泉の姿も見えるし声も聞こえるんだよ!バカ!」


「俺も宿題はこれで全部終わったし、とりあえず学校まで行ってみるか。
今から歩いていけばちょうど17時頃つくだろうし。」


「うん、そうだね!」


今日はなにか、見つかるといいな………



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