この夏の贈りもの
あたしは眩しさに目を細めて唯人とひいばぁちゃんを見た。


もしかしてひいばぁちゃんが戻って来たのは唯人のことだけじゃなくて、あたしのため……?


なんて、少し考えすぎかな?


「みんなから学んだことを忘れないようにね」


最後にひいばぁちゃんはそう言い残し、唯人と2人で空へと上がって行ったのだった。
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