平凡な日常ってどんな感じ?
『んぅ・・・はー!』

「ニャー!ニャー!」

『おはよリヒト』

コンコンッっとノックが響く。

「遥様お支度の準備にまいりました。」

毎日同じことを繰り返すメイドに物凄く飽きている。

『ええ、いいわよ』

「ニャー!ニャー!」

「失礼します。」

「えっ!」

メイドたちが驚いたように私を見る

『あら、この中にアレルギーを持っていらっしゃる方はちょっと外した方がよろしいかと。』

と言うとメイドの1人が怯え、走って逃げた。

「し、失礼しました!!」

そう言うと、メイド長が呼び止めようとしたが、もう聞くことのできない場所まで走っていた。

「ちょっとあなた!何処に行くつもり!!も、申し訳ございません!!遥様!彼女は猫のアレルギーを持っていらっしゃるようで。」


『いいのよ、彼女には悪い事をしたわ。』

『ちゃんと彼女が働ける場所を探してあげてください。』

「承知致しました。」

そう言うとメイド長は私の支度などの準備を手伝った。

すると、メイド長が私に言ってきた。

『遥様、今夜は入学パーティーですので、お帰りになったさいは、お支度のほどを手伝わせていただきます。』

『ええ、聞いているわ。再度確認ありがとうね。もう下がっていいわ。あ、あと彼女には申し訳ございませんと伝えてくれるかしら。」

「はい、承知致しました。」

そう言うと、深々と頭を下げた。

さて、私は朝食でも食べに食卓に行こうか。
< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop