雨の恋路

「ふっ……んっ……」


こんなキス…
今までしたことない……


舌を引っ込ませれば、
追いかけられ、また絡まる。




嫌っ!

知らない人に…
こんなことされるなんて!




だけど、抵抗出来ない。
体が、心を裏切ってる……。




「んっ…はぁ…はぁ……」


やっと唇が離された時、
息をするので精一杯だった。



男はあたしの様子を見て小さく微笑むと、耳に口を近づけた。



「可愛い…」



カアァ~!

そんなこと…!

こんな美形に言われたら、
誰だってテレるよ…っ




「きゃっ!?」


な、何!?

ウソ……
手がブラウスの中に…


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