ココロ
~次の休み時間~



『…ねぇ』


って珠華が華原に話しかけようとするとクラスの女子がすでに華原の周りを囲んでいた


「キャーキャー!!すごいきんにくぅ~」
「毎日鍛えてるのぉ~?」



「うん!!まぁね!!一応柔道部だったし」



「ぇ~柔道部だったってことはこっちでは柔道しなぃんだぁ~!!」



「まぁいろいろとあってね…」


それまで楽しそうに話していた華原が少し寂しそうな顔をしていた



「ねぇねぇ華原君♪アド教えて?」


「…あっ!!ィイょ♪」



「私も!!」
「私も!!」


っと一人言うとまた一人華原のメールアドレスを聞いていった


その様子を見ていた珠華



案内するの別に今でなくていっか!!でもさっき一瞬見せた寂しそうな顔ってなんだったんだろ…ッドキン…ッッ!!まただ!もしかしてそう言ったのもなにか罠なのか?!今はもう普通に戻っているし…気をつけなきゃ!!


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