空から君へ愛の手紙を。

心配する由紀とは裏腹に、いい加減笑い終わってよ花香。

「まあまあ、助かったならいいじゃん。ウチらは風呂まだだから行ってくるよ?」

「うん…」

とりあえず疲れたよ。

誰かさんのせいで。

私達の班以外は皆お風呂行っちゃったし、残ったのは…

「空、ちゃん…」

十花ちゃんだけ。

私、修学旅行中に十花ちゃんと何話したっけ?

誘ったのは私だけど、いざ2人になるとどうしようもない。

班の時は佐倉とか男子がいたから、グループで会話みたいな形になって大丈夫だったけど。
< 234 / 557 >

この作品をシェア

pagetop