空から君へ愛の手紙を。

空の声のトーンが変わったのがわかる。

同時に話しかけてきた2人は逃げる。

なあ、空。嘘だよ。

そんなこと思ってないよ。

だから…

――パッチーン

ほっぺたが熱くなるのがわかった。

ジンジンと熱く、痛い。

これは、空の心の痛みなんだ。

でも、僕は言い返してしまうんだ。

「いった…何すんだよ!空!!」

「何すんだよはこっちのセリフ。俊、今何て言った?」

空が怒ってる?
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