空から君へ愛の手紙を。
「はい。でも、またお邪魔するかもしれないです。」
宝箱を探しに。
「そう…あ、少し待って、これ…」
そう言った空のお母さんが僕に渡してきたのは鍵付きの箱だった。
「これは…」
間違いない。
これが、空の宝箱。
「あの子のTwitter、見てくれた?ありがとうね。あの子の好きな子になってくれて。きっと宝箱はそれのこと。立野君に持っていてほしいの。」
「そ、そんな、僕が持ってて…」
探そうとした。
でも、こんなに簡単に渡されても…