オトナの恋は強引です!
また、ウトウトと眠ってしまった。
慌てて起き上がろうとすると、隣で私の身体をしっかり抱きしめたドラゴンも起きた。
「サクラ、ゴメン。ちょっと、強引だった。」と私を切れ長の瞳で見つめる。
「別にいい。」と少し、顔を赤らめると、
「痛くなかったか?優しく出来なかった。」と照れたように私の頬を撫でる。
この仕草は何かな?と少し驚く。
「サクラ、あんまりビクッとしないで。罪悪感が半端ない。」と薄く笑うので、
「こういうことははじめてなので、びっくりしているだけだよ。」と真面目な顔で言うと、
「抱き合った後はいちゃいちゃするんだよ。」と笑って、私を抱き寄せる。

いちゃいちゃか。
結構ドキドキするぞ。
と私の髪を撫でる手に触れると、ドラゴンはそっと私の手を掴んで唇を付けた。

「サクラ、どうしてDragonに来ないんだ。」と聞くので、
「私の態度がおかしくなりそうだから、行かなかった。」と言うと、
「…恥ずかしいのか?」と聞くので、私は頷いておく。

今は、ドラゴンのオンナに会いたくないだけだ。
どこにでもいるんだろうから、
嫉妬する自分は見たくない。
出来るだけ、静かにいなくなりたい。
私はドラゴンに頼んで、抱いてもらっただけだ。
彼のオンナってわけじゃない。

「ふうん。」と言って、ドラゴンは考えている。
「困った奴だな。」と言って私を深く抱きしめ、
「とりあえず、もう1回。しておくか。」とまた、くちづけを始めた。

やっぱり、もう1回なんだ。
と大人しくくちづけを受けることにした。


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