冷たいストーカーに心が乱されています
『幼稚園の子供だよ?』

「男だろ。」

『犬だよ?』

「オスだった。」

そんな確認してたの?!

「彗はオレのだろ?だから、全部独り占めしたい。」

さっきよりもさらに真っ赤になる私。

「ちなみになんであの男に、そんな真っ赤な可愛い顔したの?」

真っ赤…したっけ?

あっ。

『それは…。』

「言えないようなこと?」

ますます低くなる碧くんの声。

マズイ、言わなきゃ。

『か、彼氏って碧くんのこと、初めて人に口に出して言ったから、嬉しくて恥ずかしくなっちゃったのです…。』

あれ?

反応がないので、瞑ってしまった目を開けてみる。

そこには。

真っ赤な顔した可愛い可愛い碧くんがいました。

もおっ。

かなりの独占欲でも、束縛でも、ヤキモチでも、何でもこいっ!って感じの私は、元気よく碧くんに飛びつきました。

碧くん、可愛い!

end
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