冷たいストーカーに心が乱されています
そのあと無言の碧くん。

なんかわけわかんなくなってきた。

『とりあえず、私バイトの時間だから。』

これ以上話しても進まないかな。

「オレも行く。」

だから、何故?!

もういーや。

何も言わずに歩き出したら、ついてくる~!

『今日は外にいないで、中に入ったら?』

「いいのか?」

『外は気になってしょうがないから。』

「わかった。」

ストーカー行為してて、通報されても困るしね。

実際、カフェのオーナーの紅(べに)さんが『あの子何?』って、びっくりしてたしね。

同じバイトの葉くんは、最初威嚇してたし。

『おつかれさまでーす!』

元気にカフェに入ると。

今日は紅さんだけみたい。

「あっ、おかえりー。」

紅さんは必ず「おかえり」って言ってくれるんだよね。

綺麗でスタイル抜群で、とても一児の母とは思えない。

息子の七くん(七世くん)も保育園行ってる、かなり可愛い男の子。

パパさんは事故で亡くされたらしいけど、二人仲良く見ていて羨ましい位の親子。


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