結婚相手の条件


『わ、私、病人です!!』


「ああ、知っています。なので明日もお休みください」


そう言いながらベットに入ってくる井内さんの下半身はふっくらしていた

見ちゃだめ、と思っても
一度見てしまったら意識してしまう
ダメです、と拒もうとしても
あれよあれよ、と前開きのパジャマは開かれ、中に着ていたキャミソールを捲り上げていた


『い、井内さんっ!!』



なんだ、という言葉と同時にパクリと
咥えられた胸の先端
変な声が出てしまい
井内さんの身体を押していた左手で
自分の口を押さえた

自然に握られていた右手
優しくにぎられていて、温かい
私、これ知っている…



だからと言って病人の私に
責め立てなくてもいいだろうに…
やめて、といい言葉を口に出す前に
井内さんの手ほどきに
すっかり抵抗する事を忘れてしまった


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