専務に仕事をさせるには

ママ達に専務との男女の関係など興味など無いと言う私の話に津寄与ママは自分が思っていたのと違う話に驚いていた。

そして津寄与ママは私の話を聞くためにもう一度席に着いてくれた。

私は初めは専務の女性関係の清算をする為に動き恭子ママのお店に訪ねて行った事を素直を話した。

そして皆さんに不愉快な思いをさせたことを詫びた。

「皆さんが久隆に頼まれてアンケートを送って頂いてる事は、私なりに調べさせて頂いて分かっています。ですから今日のお話の1つは今後もご意見を頂きたくお願いに参りました。今お渡しした物は明日発売になる新商品です。勿論、貰ったからと言って偽りの称賛などでは要りません。 率直なご意見を頂けたらと思います」


津寄与ママはなんだそんなことか? と笑い出した。


「あなた面白いわね?」


「面白い?」


「だってそうじゃない? 本来、久隆ちゃんと関係ある女が居たらその女に慰謝料や口止め料を払って処理するのがあなたの仕事だったんでしょ?」


津寄与ママの言う通り初めは専務の身の回りを綺麗にするという任務だった。

でも、私が今ここにいるのは違う。


「だったら久隆ちゃんと関係持った女が居ないと分かったならわざわざこんな嫌な思いをしに来なくても良いんじゃない? 麗美堂は大企業なんだから私達のアンケートなんて必要ないでしょ?」


「いえ、それは違います。確かに当社は大企業と言われるまでになりました。 しかし、それは消費者の皆さんがあっての事です。 当社の社長であります久隆百合子は若い頃は当社のデザイナーをしておりました。 女性に夢と勇気を与えるランジョリーを作るという志を今も持ち続けています。女性の体はデリケートです。ですから良い素材で良い物を出来るだけ多くの人達に身につけて頂けるように開発に挑んでいます。その為には多くの方のご意見を頂きたいのです!」





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