専務に仕事をさせるには
私は専務が会社の為、いや社長の為に動いて居たと信じそれを引き継ごうとしている。
「今までのように久隆は皆様の元へ伺う事が出来なくなります。ですから今後は私が久隆の代りに皆様の元へ商品を届けさせて頂きますのでご協力頂けないでしょうか?」
「それって会社としてなの?」
「いえ… 私、個人のお願いです」
私が大学3年の時、臨時講師として大学に社長がみえた事があった。
講義の内容は【私の志】と言うものだった。
初めに社長はどんな仕事でも誇りを持ちなさいと言った。
社会人になってからではなく、学生の今も誇りを持てと
学生だから、アルバイトだからでは無く、今、自分が行うべき物に誇りを持てと…
そして社長は
私の父は女性下着を作る小さな会社を営んでいました。
子供の頃、父親が女性下着を作っている事で毎日誂われ虐められた時期がありました。 でも、誇りを持って仕事している父の背中を見て父を恨んだ事や憎んだ事は一度も無く父を尊敬していました。
そして父と同じ仕事をしたくて下着デザイナーの仕事をへ進みました。
下着は全ての人が身につけるもの、特に女性にとって下着は特別な物だと思います。
女の子から少女へそして女性へと成長する中で下着は大切な役割を持っています。
大人の女性になった時ランジェリーは勇気を与える鎧にも盾にもなるでしょう。
その大切な役割を持つランジェリーを作る事は私の誇りです。
より多くの方に夢と勇気を与えるランジェリーを誇りを持ってこれからも作って行きたいと思います。 と、話してくれた。
私はあの時、この人の元で働きたいと思った。