この広い世界で、2度目の初恋を
「変わらない世界に絶望してるだけじゃだめ…」
「はぁ!?何言ってんの?」
「何も変わらないんだ、それじゃあ…」
樹くんの言葉を、復唱して噛みしめる。
私、なんで忘れてたんだろう。
昔は自分で言うのもなんだけど、もっと無邪気で、真っ直ぐで、強かったはずだ。
だけど、いつからか…本当の自分がわからなくなってた。
「あんた、頭おかしくなったの?」
「キャハハッ、あの沖田とデキてる時点でオカシイでしょ」
「それもそうか、アハハッ」
私を笑う女子達。
私は真っ直ぐに、決して反らすことなく見つめた。
「おかしいのはあなた達の方だよ。私が誰を好きになろうと、関係ない!!」
ずっと言いたかった、本心。
伝えても無駄だと思っていた気持ち。
「な、ビッチのくせに……」
「三枝さんだって、どうしようもないくらい好きになっちゃう事、あるかもしれないよ?それが、私は先生だったってだけ!!」
「っ……それは……っ」
三枝さんは、動揺したようにあたしから数歩後ずさる。
そんな三枝さんを、ただ見つめた。