永遠の夏



「失敗したんだ。」
と思わず呟いてしまう。


ようやく自分の状況を把握出来た私にさっきのおばさん...
いや、看護師さんが再び声をかけてきた。

「どうして死のうと思ったの?」


「.......」


はっきり言って私が死のうが生きようがあなたに何の関係があるって言うんだ。
放っておいてほしい限りだ。


「話したくなったら言ってね。一人で抱えるのは、よくないよ。」


そう言って看護師さんは病室を後にした。」
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