記憶の壁


校門で声をかけてくれたのが
鈴木愛(スズキアイ)という子で一番最初に
話しかけてくれた子だった。


『鈴木さんは親睦旅行自由に班くめると思う?』


『ん~どうなんだろうね?自由がいいけどね。あ、自由だったら一緒どうかな?』


『うん!そうしよ!あ、でも瑛士と隆弘も一緒でもいい?』


『全然いいよ!てかさ?そろそろ半月くらいたつし、名前呼び捨てにしない?』


『いいよ!私のことは夏菜って呼んで?』

『私は愛っ呼んでね!』


私たちの会話を聞きながら
少し後ろで瑛士が笑ってる気がした。

教室に入ると
とりあえずはみんな挨拶をかわす。
まだ慣れてない感じがくすぐったい。
席にすわり周りを見渡したがまだ隆弘は来てなかった。

『おはよう、杉本さん』


最近よく話しかけてくれる子たちだ。
吉川ゆうこと村田ゆずき。
2人は同じ中学から来たらしく息ぴったりな感じの子たちだった。

『おはよう~!2人は親睦旅行どうすんの?』


愛と同じように聞いて
他愛ない話しをして時間を潰した。

ホームルーム直前隆弘が来た。
何も言わず寄ってきて頭を撫で席にすわった。

その直後先生が来た。
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