記憶の壁

『はーい、おはよー。出席とるよ~』


まだ若い先生で、上沼周(カミヌマシュウ)という
優しくて面白い先生だと私は思っている。


『全員いるな、えーと今日の1、2限は親睦旅行決め事にあてまーす。親睦旅行はゴールデンウィークあけで、2泊3日です!とりあえずまた詳しくは後でな。』

それだけ言うと先生は教室から出ていった。
周りワクワクしてか騒がしかった。
私は隆弘の席にいくと腕を掴んで教室を出た。
当たり前のように瑛士もついてきた。


『どーかしたの?夏菜。』


『うるさかったし、喉渇いた。自販行こ』


『あーね。』

それから1限始まるギリギリまで
買ってきたジュースを教室の外でのみながら他愛ない話しをした。
< 11 / 15 >

この作品をシェア

pagetop