記憶の壁
叩かれる思って目を瞑る。
いつまでたっても衝撃が来ないので目をあけると
目の前には隆弘背中があった。
『あんた起きてたの?』
びっくりしすぎて間抜けなことしか言えなかった。
『っ!隆弘!なんで夏菜庇うの?』
弱々しい優希の声だけが私には聞こえる。
隆弘が間にいるし安全と思いお味噌汁を飲んだ。
『優希はなんで夏菜に冷たくあたるの?今の夏菜悪いことしたの?』
隆弘小さい声がリビングに響く。
私にはその声が
私たち幼なじみが壊れていく音に聞こえた。
『隆弘にはわかんないよ…。夏菜…謝んないからね。絶対謝んないから。』
捨て台詞を残して優希は飛び出していった。