記憶の壁
隆弘はその場立ったまんまで頭かいている。
『たかちゃん追いかけたほうがいいよ?夏菜はおれ一緒に登校するし。』
今まで空気だった瑛士の言葉で
やっと隆弘は動き出した。
振り返り私の頭撫で優希追いかけた。
『瑛士、私言い過ぎた?』
『そんなことないよ。でもちゃんと話なよ、優希ちゃんと』
頭をポンポンしながら瑛士ははにかむ。
『優希は話したくないみたいだけどね…。瑛士ごめんご飯帰ってきたら食べる。』
『ん、いいよ。』
『あのね?……やっぱりいーや。私等学校行こ?』
食事台所下げ学校に向かう。
学校は私の家から20分くらいのところにある。