「15―イチゴ―」

「「うわっ…3階かよ…」」


クラス表を見て言った言葉が誠也と重なった。


ひとまわりクラス表を見て、誠也と同じクラスだと分かると、時計を確認しながら言った。


「やべー!後5分っ!
誠也っ!走るぞっっ」


「俺、クラス見てねーし!」


「俺と同じクラス!
分かったら走るぞっ」



クラス表を目の前に
立ち止まろうとする誠也の腕を引っ張り、3階へと走りながら階段を上がっていく。
 
< 17 / 166 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop