「15―イチゴ―」

「いきなりごめんねっ!
あたし、古河 春菜っ!!
名前、なんていうの?」


話し方は何だか無邪気で
外見とは少しギャップがある春菜。


「葵本 苺っ!!よろしくねっ!」

後でメアド交換しようね。と約束して、あたしたちは笑顔で話を終えて、体育館へ入った。


校長先生の話が長くて
寝れなかったあたしは眠気に誘われたけど──


さっきの゙壱くん゙について考えていた──。

ドキドキして寝れそうにない──……

そうしているうちに、入学式が終わり、考え事をしていて茫然としていたあたしを呼ぶ春菜。

教室に戻る道で、実咲も春菜と、そして春菜の友達、香歩とも仲良くなった──。


メアド交換をして、あたしたちは一緒に話をしながら帰った。

初対面とは思えないほど、話題が尽きなくて楽しかった。
 
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