白球に想いを
「そうだね」
「どうだった??入れそう?」
歩き出した私に合わせて華恋も歩き出して、心配そうに私の顔をのぞき込んできた。
「うーん、とりあえず1ヶ月見習いって言われたよ」
私の返答に華恋は、あからさまに『うわー』と言いたげな顔をした。
「めんどくさーー」
「それは思ったけど、入るためなら頑張るよ」
ぎこちなくではあるだろうけれど、頑張って笑ってみる。
華恋もそれを見て笑顔を返してくれた。
一応笑顔には見えてるということでいいのだろうか。
華恋が携帯をいじりだしたため、階段を登り終えるまで無言だった。私も携帯いじりたかったけれど、あいにく携帯は教室のためいじれなかった。
4階まで上がり終え、廊下を歩いていると、華恋が立ち止まって私の方を向いた。
「花奈ってさ、野球の話するとき結構笑うよね〜」
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