白球に想いを
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野球部のグラウンドが見えてきた頃、手を振ってる一人の女の子と、隣でわくわくしているような、そわそわしている女の子がいるのが見えた。
多分、坪井さんだと思う。あれ、名前あってる……かな。あ、違う。坪田さんだ。
「よーっす!」
「こんにちわ……」
近くまでくれば、そんな挨拶をくれた。随分と軽い挨拶だ。
その方が、私としてはやりやすかったりもする。堅苦しいと、ちょっとやり辛い部分もあるから。
「私が坪田玲だよ」
手を振っていた方の女の子が私に向かって笑顔を向けてくる。
「私が髙島璃沙だよ」
髪の長い女の子も私に向けて笑顔を送ってくれる。
「えと、経済科の渡瀬です…」
「堅苦しいよ〜とりあえず、監督のところに挨拶してきなー」
坪田さんが、私の肩をバシバシ叩きながら監督の方に連れていってくれた。
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